雨漏り・漏水修繕工事・防水工事の値段は
どこで決まる!?
防水工事を依頼する際に、見積書が適切な価格かどうかが気になられる方は多いかと思います。
業者ごとに異なる見積もりを比較検討し、間違いのない業者選びをしたいものですね。
また、実際に現地調査をして見積もりを出してくれているかどうかも押さえておきたいポイントです。
ここでは、横浜市の「佐護建装工業」が、見積書に記載されている項目の中で、防水工事に外せない費用要素をあげて、その内容について簡単にご説明します。
実際の現場の状況や工事の目的によって、必要な工法・塗膜・下地が異なり、価格も変わってきますので、予めご了承ください。
防水工事の「価格」が決まる要因
防水工事には、いくつかの工程があり、大きく分けて次の4つに分類されます。
以下の工程は、工事に欠かせないものであり、価格算出の基準となる部分です。
見積書を比較したり、工事を依頼したりする際のチェックポイントとして参考にしてください。
塗膜 | 塗膜とは、防水シートや塗料など防水工事に必要な材料のこと。 当然ながら、材料ごとに性能は異なり、メーカーがそれぞれの価格を設定しています。 メーカーとの取引関係によって、値引きが可能なケースもありますが、安すぎる資材の採用は考えもの。 それなりの性能しか備えていない塗膜だと、耐久性が低下するのは容易に想像がつくでしょう。 |
工法 | 防水工事の工法には、ウレタン防水、シート防水(ゴムシート・塩ビシート)、FRP防水、アスファルト防水といった方法があります。 それぞれの工法によって、塗膜の形成方法、材料、工事工程も異なります。 工法の選択は、防水工事を施したい箇所に合わせて、間違いのない選択をしたいものです。 また、工種によって耐久性も変わってくるので、最適なものを採用したいものです。 |
下地の処理 | 工事を施す場所の状況によって、適切な下地処理を行う必要があります。 下地に凹凸やおかしな傾斜があると排水がスムーズにいかず、水溜まりができたり、浸水が起こったりと、雨漏りや漏水の原因となることがあるからです。 下地処理は、工法に合わせて異なりますので、こちらも価格が変わる要因となります。 |
工事の準備費用 | 防水工事を施す箇所は、屋根や屋上、外壁、その他設備など建物のさまざまな部分に及びます。 対象箇所へのアプローチ方法によって、足場の組み立てなど、安全性を確保するための準備が必要です。 また、塗装を行う際には、工事箇所以外に資材が付着するのを防ぐための養生も必要。 施工箇所や面積、また工種によっても、準備費用は変動します。 |
目的に合わせて最適なものを
このように、工事にかかる費用・価格は、現場の状況や施工面積、採用する工種・工法、材料によって大きく異なります。
また、工事の緊急性や納期の設定によっては、人件費にも影響があります。
応急処置が必要なケースでは、その費用は別途算出されることになるでしょう。
さらに、工事に必要な保険申請など各種手続きにも費用が発生します。
いずれにせよ、実際の現場に最適な方法を複数の業者から見積もりをとって説明を求め、妥当で納得がいくものか比較検討することが大切です。